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自分の中で伝説となった17日の最終ミックスから早1週間。
いよいよ本日はマスタリング作業である。 マスタリングは、最終的にCDとして発売される音を確定させる重要な工程だ。 楽器個々のバランスはミックスで既に決めてしまっているので、 全体のイコライジングやコンプレッサーを調整して、 どの楽器を目立つように聞かせたいか、音圧はどのくらい必要か、 といったような点を決めていく。 今回のアルバムのマスタリングは、初台にあるkimken studioにて行った。 マンションの駐車場脇にある、打ちっぱなしのオシャレ空間。 そこに1人たたずむキムケンさん。 終始幻想的な雰囲気に包まれながら、僕らの楽曲が正式な音としてこの世に生まれた。 毎回、マスタリングで感じるが、曲間の長さを決める作業というのは、 こだわり始めると意外に大変だ。 「ここは2秒だろ~」「いや、3秒だ」「じゃ、2.5秒でどうだ」 人生の大半の時間を無駄に過ごしているメンバーが、 1秒について熱く語り合っている姿は、実に微笑ましい。 13時から始まって、23時頃には全てのマスタリング作業が終わった。 これで、音は完成である(泣)。 僕の最大の役割が終わった★ 実に半年くらい、ずっと今回のアルバムの曲と向かい合っていたように思う。 本当に長かった。 最初はミニアルバム作成のつもりが、 調子にのって、結局2nd Albumへと変わった。 今まで、あまり自分の音源を良く思ったことがないのだけれど、 久しぶりに「良いかも」と思える作品ができたと思う。 あとは、発売後、皆さまの反応によって、 それが確信に変われば最高だ! 最後に、今回のアルバムの中で1番好きな歌詞の和訳を 載せて日記を終わりにしたいと思う。 仕事に追われて、僕は君を想うかもしれない。 公園を散歩して、僕は君を想うかもしれない。 そして、生きるってちょっといいかもなんて言ったりして。 一人で起きて、君を想うかもしれない。 クラブで騒いで、君を想うかもしれない。 そして、一人の男の失恋の歌なんか口ずさんだりして。 生きるために、息をして、寝て、食べて、そして時々恋に落ちる。 (「I May」より) 完 オチー
by eniemeenie123
| 2008-05-25 23:59
| ochii
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