LIVE SCHEDULE
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22時30分。いよいよ山頂に向けてのラストスパートだ。
とはいっても、到着予定時間は日の出前の4時~5時。 果たして6時間以上、歩き続けることができるのか。 不安が募る中、相変わらずキャラメルを口に含み、豚小屋を後にした。 7合目以降は、これまでの比較的なだらかな登山道とはうってかわり、 ゴツゴツとした岩場が増える。 幸いにも天気が全く崩れなかった為、足場は安定していたが、 もし、雨でも降ろうものなら確実にスッテンしてしまいそうだ。 この高さまで来ると、ツアーメンバーでも体力の差が明らかに表面化する。 これまで、「いや~、なかなか疲れるね~。ワハハ。」 なんて言ってたオヤジ衆の口数が極端に減りだす。 そして、耳を澄ますと、 「スゥ~~ハァ~~、スゥ~~ハァ~~」 と、瀕死のダースベーダーのような吐息が・・・。 その横を体力に余裕のある人たちがドンドン追い抜いていく。 弱肉強食という自然界のあるべき姿を見てしまったような気がしたのであります。 自分は多少疲れてきたものの、8合目まではまだ余裕があった。 しかし、AM1時~3時頃にかけての9合目以降~頂上にかけてが、まぁ何と辛かったこと・・。 まず、何といっても眠い。というか、寝ながら登っていた。 スリーピングクライマー、などという言い方があるのか知らないが、 そんな高校生のパンクバンドの名前みたいな状態に陥ってしまったわけだ。 そして、ついに! 自分にも襲い掛かってきたのです。 高山病! この地点までで、若干頭が重くなってきてはいたが、 所持していた携帯酸素はほとんど使わなかった。 しかし、眠気と頭の鈍痛により朦朧となりつつある自分は、 もう携帯酸素を片手に持ちながら登山するしかなかった。 「スゥ~~ハァ~~、スゥ~~ハァ~~」 今まで横目でオヤジ衆の吐息音を嘲笑っていた自分が、 さらにリアルに瀕死のダースベーダーの如く、酸素を吸入している。。。 ・・・何と情けない。 しかも、標高が上がるにつれ、気温はグングン下がってくる。 太陽光熱のない夜は、体感温度は0度近くまでにもなる。 ユニクロのヒートテックやセーター、レインコート等で万全を喫したと 思われた防寒対策であったが、はっきり言って震える程寒かった~。。。 さて、ここでとんでもない事態が私を襲う、、、 「キュルル~、キュルル~」 謎の音ともに前編終了(笑)。 オチー
by eniemeenie123
| 2009-08-25 00:00
| ochii
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